囲碁で質問なんですが、よく有段者のかたの検討風景とか見ていると
「ここが先手だから…」とか言っていますが先手ってどういうことですか?
『相手に必ず、応じさせることができる場所』 という意味です。
囲碁は陣取りゲームなので、いかにして相手より先に、
大きく陣を張れる場所に行けるか が重要です。
そこで、一手打つ際はただ漫然と打つのではなく、
相手に必ず、応じさせることができる場所へ打つことが多いです。
もし相手が応じなければ、
そこは酷いことが起きちゃいますよ~
そこに築いたあなたの陣地はなくなっちゃいますよ~
石をごっそり頂いちゃいますよ~
みたいな場所へ打っていきます。
強い人はこういう場所がよく分かっており、どんどん打ち込んできます。
これを繰り返していると、いつの間にか盤面は強い人の陣地ばっかり
というような状態になっています。
なので囲碁においては、『先手』で、『相手に必ず、応じさせることができる場所』を
研究することは、決定的に重要なのです(・w・)
先手を打つ、後手に回るという言葉があります。
予め先に手を打っておくことで先に備えることを先手を打つと言います。
備えを万全にしなかったために隙を突かれ、守りに入らざるを得なくなることを後手に回ると言います。
どちらが有利かは考えるまでもありません。先手を打ったほうが有利になるのです。
もうちょっとわかりやすく言うなら、先手を打つとは、主導権を握ることなのです。
主導権を握れる手のことを、先手と言っているのでしょう。
あまり詳しくないんですが、前の人とかぶるんですが、よく定跡書などに出てくる多分次のようなことだと思います。
「ここが先手」と、今戦っているところを指していうのは、自分が先手ということなんですが、相手の手番でいうことです。
相手が「ここ」に、手を入れないと10目も20目も損をするので、手を入れざるを得ず、しかもその手に対して、自分は手抜ける、つまり手をいれなくてもあまり損をしないときにいいます。
そこに相手が手を入れることで、自分が、他の部分を「先手」で打てる、ということだと思います。
もし間違っていたら、詳しい方、フォローをお願いします。
数年前まで囲碁をやっていたものです。
囲碁を少しでもかじっているのであれば、定石は知っていますよね?一連の流れ、とでも言いますか、
「"ここはこう打たないと"、この石たちは死んでしまう!」「"こうしておかないと"不利な状況になってしまう!」という状態の時は必ず相手の手に応じた対処をすると思います。そうなると、自ずと相手の手の後手に回っている場合が多いです。先手というのは、「上記の状況で、攻めるにしろ守るにしても、盤上の次の手を有利に選ぶ立場にある」状態のことだと私は解釈してます。
ちなみに
[Wikipedia先生]
石を取るか取られるかの戦いなどの場合、互いに手を抜けずに相手の着手の近くに着手を繰り返す場合があり、その最後の着手を「後手を引く」といい、また、その最後の着手で「一段落」といいます。一段落の次の着手の権利を得ることを「先手を取る」という。
「ここが先手だから…」=先手で切り上げる事が出来るケース、他へ先行できます。
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