2012年5月6日日曜日

将棋 囲碁は先攻が有利と聞きましたが理由はなんでしょうか?

将棋 囲碁は先攻が有利と聞きましたが理由はなんでしょうか?







注1、将棋、囲碁ともにある程度ルールを知っているものとして話を進めます。





将棋は先手が有利というわけでもありません。一時期後手の方が勝率が高かったこともあります。



例えば「後手番一手損角換わり」。これは後手番なのにさらに一手損して角を交換する、という普通に考えたらおかしな戦法です。



しかし将棋にも形によって相性があるのです。



すると、相手の形によってこちらの形を相性の良い形に出来るという「後だしじゃんけん」が可能になるのです。



つぎに「相掛かり」。相掛かりというのは互いに飛車先の歩を延ばしていく戦形です。飛車先には頭の丸い角が居るので何かで守る必要があります。こうなると先に攻められる先手勝ちかと思えますが、じつはここで攻めると後手が勝ちやすくなるのです。



まず先手が飛先の歩を進めてぶつけます。後手は同歩と取りますがこの時、手にした一歩で先手より効率のよい攻め筋が生まれるのです。



すると何故か後手の攻めが先手より速くなるのです。(不思議ですね…)



さらに「ゴキゲン中飛車」。これは後手でしか出来ない作戦です。



何故後手でしか出来ないかというと、相手を特定の形に持ってくることで本来その手にあるすきを無くしているからです。



これは先手が飛車先の歩と角筋を邪魔している歩をついた時のみ使える戦法です。



この戦法はこのあと5四歩と突くのですが、普通に突くだけだと角交換されてから5三角と打たれ2六角成と8六角成が防げないのですが、飛車先の歩をついているので2六角成とすることができないので4二角と合わせることで全く問題ないのです。







色々説明しましたが後手でしか出来ない作戦もあり先手のほうが勝ちやすいというわけでもないです。



(しかし大方のプロの見解では先手の方が勝ちやすいそうです)



囲碁は陣取りゲームで、今将棋で説明したような事はできません。なので後手の方が不利です。



(しかし囲碁の場合コミというハンデ=先手の地の計算時少し引くというハンデを付けることがほとんどなので実践的にはほとんど変わりません。)








いずれのゲームも、一手・一目、

「相手より速く」

「目的を達成する」(玉を詰める・地を作る)

ゲームだからです。



ゆえに、

「先に」「攻める」のが有利だ

と考えられているからですね。



現実は、他の方々の仰るとおり、上手くいくわけではないですが....。







将棋は先後で同じ手を指していたら絶対先手が一手早くなる。

でも例外があり一手損角換わりと言う戦法がありこれはただでさえ後手で一手遅いのに一手損して角を変えちゃおうと言う戦法です。

理由は飛車の前にある歩を一手損しなかったら2五にある歩を2四歩にしたいからわざわざ一手損する戦法です。

それでも先手のメリットが多いため先手有利と言うことです。

たとえば一手先にさせる、主導権を握りやすい、自分の得意な戦法もしくは相手の苦手な戦法に誘導しやすくなる

などのメリットです。

でも勝ち負けの大半は棋力の差ですから先手後手そこまで気にせず楽しんで指したほうがいいと思います。







先攻は先手という意味で使われているという前提で。



将棋の場合は先手のほうが局面の主導権を取りやすいようです。プロの勝率では、例外はあるものの、年毎の集計で先手の勝率が5割強となっています。ただ、先手を好むかどうかは各棋士の棋風や得意とする戦法によっても差があるようです。



陣取りゲームである囲碁では、黒(先手)として先に石を打てるということは、先行して陣地を作れるということで、はっきり有利となっています。ただし現在はコミといって黒にハンディを与えることで調節しており、実際は微差です。

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