囲碁について質問です。
囲碁の世界で呼ばれる「定石」とは、白黒が互角になる手順という風に聞いたのですが、
将棋なんかとは意味合いが違うのでしょうか?
五目並べとかだと、勝つための手順みたいな感じだし。
囲碁の定石は角の部分に打つ石なんです。囲碁はいわいる陣取りゲームです。よって端や角は自分の陣地になりやすいんです。お互いにそれが最善の手なのでそこに石を置くわけです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E7%9F%B3#.E5.B0.86.E6.A3.8B....
将棋の定跡は、全局面を対象にしたものであるのに対し、囲碁の定石の
多くは、一隅に限定したものです。(中国流、秀策流、3連星など、布石
の型は二隅と辺が一体となった定石と言えるかもしれませんが。)
囲碁の序盤作戦は、実利優先のものと、厚み優先のものがあるので、一
方が、実利をとり、他方が厚みを取る定石では、厚みの価値を実利の目
数に換算する必要があり、優劣を断定するのは簡単ではありません。両隣
の辺や隅の状態(自分の石があるか、相手の石があるか等によっても、厚
みの評価が変わります。
『定石を覚えて二子弱くなり。』という言葉は、『相手に定石外れの手を打
たれた場合の対応が難しい。』という意味もありますが、『周囲の状況に合
う定石を選ぶことが難しい。』という意味も含まれていると思います。
将棋の場合は盤全体で一つの定跡を形成しますが、
囲碁の場合の定石は一隅における一段落するまでの最善の攻防という感じです。
碁盤は広いため、周囲の状況によって選ぶ定石を選択する必要があります。
また、囲碁は序盤の変化が多いので、大型定石になると、途中で多くの枝分かれが発生します。
将棋の定跡は上達する上で非常に重要であり、
玉の囲いや攻めるための布陣の敷き方など、
手数は長くなりますが、初心者から脱却するためには、
避けては通れない道です。
囲碁の定石は手筋や死活に比べると、やや重要度は落ちます。
初心者の場合、相手が定石外れで来たときに的確にとがめるのが難しいので、
まずは筋と形を身につけることが重要です。
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