囲碁は韓国人の棋士(とよぶのでしょうか?)など、外国人のプロがいますが、将棋はいるんですか。(仮に日本国籍を持っていた人として)
日本棋院や関西棋院に属する棋士を外国人というには違和感がありそうですが、外国出身の棋士は多くいます(国籍は確認していません)。
その代表格は趙治勲第25世本因坊。 趙治勲さんは1956年の韓国釜山生まれ。 6歳で来日して当時の林海峰五段と6子で対局し、勝ってしまいました。 そのときの碁を見たプロ棋士の評価は高かったそうです。 それから当時平塚で道場を開いていた木谷実九段に入門、1968年にプロ初段となり、棋聖・名人・本因坊など、69のタイトルを獲得して現在に至ります。
アメリカ出身のマイケル・レドモンド九段。 1963年のアメリカ・カリフォルニア州生まれ。 プロ入りは1981年。 これまでタイトルの獲得はありませんが、2000年にアメリカ出身の初めての九段となり、活躍しています。
先日、名人戦で敗れた張栩王座碁聖。 1980年の台湾台北市生まれ。 1994年プロ入り。 2003年には当時の加藤正夫本因坊から本因坊位を奪取。 続く2004年の名人戦では当時の依田紀基名人を破って名人位を獲得。 史上5人目の名人本因坊となりました。 残念ながら本因坊を2005年、名人を2006年に何れも高尾紳路九段に獲られましたが、日本囲碁界最強の逸材として期待されています。
ほかにもいるのですが、省略します。 囲碁は多くの国で共通に楽しまれている数少ないゲームです。 言葉はワカらなくても囲碁で交流することができるかもしれませんね。
囲碁の場合には国際的な棋戦も多数あり、それらへの参加資格は日本棋院や関西棋院に所属している必要はありません。逆に国内の棋戦でも外国籍の棋士が多数参加し、多額の賞金をさらって行く例も多いようです。将棋の場合には残念ながら国際的な棋戦は存在しませんし、公式棋戦への外人棋士の参加は無いようです。しかし参加資格の枠を広げた棋戦が増えるならば、連盟所属棋士以外のプロ棋士が多数出現する可能性も十分にあり得ることでしょうね。
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